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すごく上手で、人柄もいい感じの美容師さんに髪を切ってもらった。
それだけに、しみた。
ぼくの頭、形が変で、髪の生え方も変らしい。
とてもやさしい感じで、
「形になりにくい頭ですね」
と言われる水曜日の朝。
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死んでしまうこと、会わ(会え)なくなること、連絡も取らなくなること、思い出さなくなること、忘れてしまうこと。
違いはなんなのだろう。
どうやったって会えない人なんてたくさんいる。連絡を取れない人だってたくさんいる。
もう会うことのかなわなくなった存在。出会ったことすら忘れてしまった人たち。
ぼくの世界から意識的に、無意識に、たくさんの人を消滅させた。ぼくにわかるのはぼくの認識する「世界」だから、そこにいなくなれば、その人は死んだに等しい。
そう思うと、ぼくはどれだけの人を死んだも同然にしてきたのだろう。
ぼくは大量殺人者だ。
「生きていればまた会える」
と誰かがうそぶくかもしれないけど、
それって「可能」ってことだからね。
「やろうと思えばできる」
「いまやろうと思ってたのに」
そう言って人ってみんな死んでいく。死んだら、ぼくの世界も終り。その瞬間にみんなも消えちゃうのだ。
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さて、ぼくは何千回、殺されているのだろう。
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